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メトホルミン Zomet (ゾーメット) 500mg 500錠 メトグルコ・ジェネリック
成分(一般名) : メトホルミン塩酸塩
ビグアナイド系 メトグルコのジェネリック
効能:2型糖尿病
メトホルミンは、血糖降下薬です。インスリンに対する感受性を高め、おもに肝臓での糖分の生成を抑えることで血糖を下げます。適応となるのは2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)で、なかでも肥満型に向くといわれています。毎日の血糖値を適切に保つことは、将来起こるかもしれないさまざまな合併症の予防につながります。欧米では2型糖尿病の第一選択薬として広く用いられています。有効成分である、メトホルミン塩酸塩(Metformin) は、2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)の治療薬であり、筋肉や脂肪組織等末梢での糖分利用を促進し、肝臓での糖の生成と腸管での糖分の吸収を抑制し血糖値を改善します。
同じ成分の日本の薬: メトグルコ錠、メルビン錠、グリコラン錠
薬の効きすぎによる低血糖症状があらわれたら、すぐに甘いもの(糖分)をとるようにします。糖分としては、吸収の良い砂糖が良い。10〜20gをとるようにしてください。
用法
1日500mgを2~3回に分けて食後に服用してください。
通常、成人はメトホルミン塩酸塩として1日量500mgより開始し、1日2〜3回食後に分割経口服用する。維持量は効果を観察しながら決めるが、1日最高服用量は750mgとする。
★メトホルミンの効果発現時間
メトホルミン 750mgを投与したときの血中濃度(血液中の薬物濃度)が最高値に達する時間は2.1時間です。また、半減期(薬の濃度が半分になる時間)は4.7時間です。
メトホルミンは、服用してすぐに薬としての効果を示し、19時間ほどで効果が消失していきます。
製造元: Cipla
発送元: インド
★メトホルミンとED治療薬の関係★
実はこのメトホルミンのED(勃起不全)への効果を調べた論文があります。
『Journal of Andrology』という雑誌に2011年10月に掲載された論文で下記のタイトルで掲載されています。
「Addition of Metformin to Sildenafil treatment for Erectile Dysfunction in eugonadal Non-diabetic men with insulin resistance. A prospective, randomaized, double blind pilot study.」
「インスリン抵抗性がある性腺機能機能正常の糖尿病ではない男性のED治療にシルデナフィル(バイアグラ)に加えメトホルミンを投与した。前向きランダム化試験で二重盲検法とした。」といった感じですね。
この研究では、インスリン抵抗性は増加しているけれど糖尿病にはなっていないED患者を対象にバイアグラを使用するだけではなく、メトホルミンを併用した場合どうなるかを調査。対象患者を「バイアグラとメトホルミングループ」、「バイアグラと偽薬グループ」にランダムに分けて、その効果を調べました。
この臨床比較試験の対象はインスリン抵抗性があるがまだ糖尿病ではない肥満でEDを発症している人です。メトホルミンを併用した人は偽薬(プラセボ)併用患者に比べて有意差をもってED症状や、バイアグラの効果が改善しました。
グルコバイ(アカルボース)と同様にダイエット薬としても利用されることが増えてます。糖分の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑えるため、同じ量の食事を食べても脂肪が付きにくい
ダイエットの臨床試験もたくさんあります。
有名なのは2013年の実験です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23147210
肥満体型の参加者154名たちにメトホルミンを投与。全員の血糖値は正常で、糖の代謝には問題はなし。それぞれのBMIによってメトホルミンの量は調整されております。
すると、6ヶ月後の結果は、
平均で 5.8 ± 7.0 kgぐらいの減量効果が出た
メトホルミンが健康な人の減量に効果的だとする医学的な根拠
メトホルミンの効果
メトホルミン(メトグルコ)は、糖尿病の治療に使用される内服薬であり、ダイエットにも効果が期待されています。このお薬には、糖の生成を抑制する作用や食欲を低下させる作用、消化管の運動を抑制して糖の吸収を抑制する作用などがあります。そのため、ダイエットやダイエット後の体重維持を目的として使用されることもあります。では、メトホルミンがダイエットにどのように効果を発揮するのか、解説していきましょう。
メトホルミンの効果
1. 糖新生抑制作用
メトホルミンは血糖値を下げる効果がありますが、その仕組みの一つとして糖新生を抑制する作用があります。具体的には、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効果を高め、肝臓が糖分を作ることを抑制します。
2. 食欲低下作用
GLP-1は、痩せホルモンとして知られており、最近ではダイエット薬として注目されています。メトホルミンは、GLP-1の分泌を増加させる作用があると言われています。GLP-1は脳の満腹中枢に働きかけて食欲を低下させます。また、消化管の運動を抑制したり、糖の吸収を抑制したりすることで満腹感をもたらし、過度な食欲を抑制する作用があります。また、この消化管での糖の吸収を抑える働きは、急激な血糖値の上昇を防ぎ、太りにくい体質に導くことができます。
3. AMPKの活性化作用
メトホルミンには、AMPKと呼ばれる酵素を活性化させる働きがあります。AMPKは、体全体のエネルギー量を調整する役割を持っています。メトホルミンの服用によって、身体のエネルギー利用が効率的になり、脂肪がエネルギーに変換されやすくなり、筋肉量が増えることで、太りにくい体質を得る可能性があります。
メトホルミンは、服用者の体型に関係なく効果が期待できます。一般的な肥満治療薬は、痩せ型の人が使用すると痩せすぎて不健康に見える可能性がありますが、メトホルミンは体重を維持するのに効果的な薬であり、どのような体型の人でも使用することができます。