サイアミディン SIAMIDINE(成分:シメチジン)400mg 100錠 癌の転移を抑制
サイアミディン(SIAMIDINE)は、有効成分シメチジン400mgを含有したH2ブロッカーで、胃潰瘍や逆流性食道炎などの胃腸障害の治療に用いられます。さらに、近年では癌の転移抑制作用にも注目されており、補助的な治療手段としての可能性も示されています。
■消化性潰瘍や胃炎などの幅広い疾患に対応
サイアミディンは、胃酸の分泌をコントロールすることで、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群、逆流性食道炎、上部消化管出血など、さまざまな消化器疾患の治療に用いられています。H2受容体を選択的に遮断することで、胃酸分泌を抑制します。
■癌の転移抑制・免疫強化にも期待
シメチジンには、腫瘍の血管新生を抑えたり、免疫細胞の活性を高める作用があるとされ、一部の癌において転移抑制の補助効果が報告されています。これにより、癌治療の一環としてシメチジンを併用する研究も進められています。
■副作用が比較的少なく、継続的な服用が可能
シメチジンは比較的安全性が高い薬剤として知られており、軽度の胃腸障害(下痢、吐き気、食欲不振)や頭痛などが主な副作用です。まれに肝機能障害や薬物相互作用が見られるため、他の薬剤と併用する際には注意が必要です。
■用法・用量
・通常、1日800mg(400mg×2回)を朝食後および就寝前に服用。
・または、1日量を4回(毎食後および就寝前)または1回(就寝前)に分けて投与することもあります。
■製品情報
・内容量:100錠(1錠400mg)
・成分:Cimetidine(シメチジン)
・適応:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、消化管出血の予防・治療など