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リザトリプタン (リザクト Rizact) 10mg 20錠
片頭痛とは主に頭の片側(時として両側)に発生するズキズキとした痛みで、主にこめかみから目にかけての周辺で起こります。
痛みは数時間から数日続き、吐き気や光、音に過敏になるといった症状を伴うことがほとんどですが、時間の経過と共にこのような症状は和らぎ、完全に治まります。
また人により片頭痛が起こる前に目がチカチカするなどの前兆を伴うケースもあります。
約8%の日本人成人が片頭痛に悩まされていると言われ、男性よりも女性の方がはるかに多いようです。 .
なぜ片頭痛が起こるのか、という原因については未だに解明されていません。
しかし今のところ考えられている原因にはふたつの説があり、
1) 何らかの原因により脳内部や周辺の血管が収縮し、その後頭蓋骨内外の血管が異常に拡張することにより炎症物質が産出されるために痛みが起こる、
2) 頭部、顔面、口、鼻、角膜などの感覚をつかさどる脳内最大の脳神経である三叉神経から神経伝達物質が過剰に分泌され、この物質が血管を拡張させて血管の透過性が亢進することで周囲に炎症が起こり、これが三叉神経から脳に伝達されて痛みが起こる、と言われています。 .
また片頭痛を引き起こす誘因としては、
・過労、精神的ストレス
・過剰睡眠、睡眠不足、運動不足などを含む不規則な生活習慣
・月経、妊娠、出産などによる女性ホルモン分泌バランスの変化
・気候や環境の変化
・光、音、人ごみ
・家族歴
・特定の食べ物
・空腹
などが関係していると考えられています。 .
このように原因不明の片頭痛ですが、その治療方法には「片頭痛が起きた際にその痛みを軽減させる」、「片頭痛の頻度や頭痛時間を軽減させる」などがあります。
リザクトは、この前者に相当する片頭痛治療薬です。主成分の安息香酸リザトリプタンはセロトニン-1(5-HT1)受容体作動薬と言われ、拡張した血管を収縮させ、さらに拡張した血管の周囲に起こった炎症を緩和させる作用によって片頭痛の症状を抑えます。 .
リザクトは予防薬ではなく、あくまでも片頭痛の症状が出たときの「急性期治療薬」であるため、片頭痛の症状が出てから服用することでその効果を最大限に発揮します。
臨床試験によると、リザクトを早期に服用した場合の頭痛消失率は72%、また重度の片頭痛においてリザクトを服用した場合、服用後15分後には片頭痛の症状が改善、45分後には片頭痛に伴う症状が消失、75分後には片頭痛が消失したとの結果が出ており、リザクトの高い効果と即効性が証明されています。
リザクト(RIZACT)の用法
通常、成人は1回1錠を片頭痛の発現時に経口投与してください。 .
・効果が不充分な場合は追加服用することができますが、前回の服用から2時間以上空けてください。
・1日の服用量は最大20mgまでとします。
・リザクトは口腔内で崩壊しますが、口腔の粘膜から吸収されないため、唾液または水で飲み込んでください。
・リザクトは片頭痛発現時に限り服用し、予防目的では服用しないでください。 .
リザクト(RIZACT)の成分
リザトリプタン
リザクト(RIZACT)のご注意
「他の薬との併用」
リザクトと併用による血圧上昇または血管けい縮が増強されるおそれがある薬として以下のものがあります。
併用する場合は、それぞれ24時間以上の間隔を空けて服用してください。
・エルゴタミン製剤、エルゴタミン誘導体含有製剤
・5-HT1B/1D受容体作動薬
リザクトおよび活性代謝物の消失半減期が延長させられ、利用される薬物総量(AUC)が増加するため、MAO阻害剤を服用中あるいは服用中止2週間以内の人にはリザクトを服用しないでください。
リザクトの消失半減期が延長し、利用される薬物総量(AUC)が増加するので、プロプラノロールを服用中あるいは服用中止から次の期間が経過していない場合はリザクトを服用しないでください。
錠剤:24時間
徐放製剤:48時間
以下の成分とリザクトを併用する場合は、 セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢など)が現われることがあるため充分に注意してください。
・選択的セロトニン再取り込み阻害剤(フルポキサミンマレイン酸塩、パロキセチン塩酸塩水和物など)
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(ミルナシプラン塩酸塩)
「誤って大量に服用した場合」
ただちに医師の診断を受けてください。
「服用し忘れた場合」
気付いたときにすぐに服用してください。
次回分の服用時間が近い場合は、忘れた分は服用せずに、次回分から服用をしてください。
2回分をまとめて服用することは絶対におやめください。
「副作用」
リザクトを服用すると、以下の副作用が起こることがあります。
・主な副作用
無力症・疲労、倦怠感、脱力、胸痛、冷感、頻脈、高血圧、動悸、消化不良、悪心、嘔吐、下痢、口内乾燥、口渇、腹痛、頚部痛、局所性重圧感、局所性締めつけ感、筋力低下、顔面痛、硬直、頭痛、精神明瞭性の減退、不眠症、ふるえ、運動失調、神経過敏、失見当識、多幸症、傾眠、めまい、感覚減退、錯覚感、知覚過敏、咽頭不快感、ぜーぜーとした喘ぎ、鼻乾燥、潮紅、発汗、じんましん、発疹、かゆみ、肝機異常(ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇など)、霧視、ほてり、温感、味覚異常、CK(CPK)上昇、光視症、頻尿、食欲減退など
・重篤な副作用
アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様症状、不整脈、狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状、頻脈(WPW症候群における)、てんかん様発作、血管浮腫(顔面、舌、咽頭など)、中毒性表皮壊死症、呼吸困難、失神
発送元:インドかシンガポール
製造元:Cipla
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