トラセミド(Tor) 20mg 150錠 (ルプラックジェネリック)
【処方箋不要での個人輸入について】
トラセミドは、日本では医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。しかし、一部の海外医薬品を取り扱う通販サイト(個人輸入代行サービス)を通じて、日本の処方箋なしで個人輸入することが可能です。
【作用機序と主な働き】
トラセミドは、腎臓の尿細管という部位に作用します。ここで、体内のナトリウムが血液中に再び取り込まれるのを強力に抑制し、ナトリウムを水分と共に尿として体外へ排出するのを促進します。これにより、むくみを効果的に改善し、過剰な体液貯留による症状を和らげます。
【期待される効果と主な医療用途】
トラセミドは、その利尿作用により、主に以下のような疾患に伴うむくみ(浮腫)の改善に用いられます。
心性浮腫: 心臓の機能不全によるむくみ。
腎性浮腫: 腎臓の機能障害によるむくみ。
肝性浮腫: 肝臓の機能障害によるむくみ。
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
【用法・用量】
通常、成人には、トラセミドとして、1日1回4mgから8mg(0.4錠から0.8錠)を経口投与します。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
【服用タイミングの推奨】
夜間の休息が特に必要な場合には、夜間の排尿を避けるため午前中に服用することが推奨されます。服用後1時間前後で尿意を感じ、トイレに行く回数が増えますが、これは薬の正常な作用ですのでご心配ありません。
【ご使用上の注意(重要な情報)】
1. 服用できない方(禁忌):
以下のいずれかに該当する方は、本剤を使用しないでください。
本剤の成分またはスルフォンアミド誘導体(利尿薬や一部の抗菌薬など)に対し過敏症の既往歴がある方。
無尿の方(尿が全く出ない状態)。
肝性昏睡(肝臓の機能不全により意識障害がある状態)の方。
体液中のナトリウムやカリウムが明らかに減少している方。
2. 一般的な注意点:
本剤の服用中は、めまいやふらつきが現れることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。
体内の水分や電解質バランスに影響を及ぼす可能性があるため、脱水症状や電解質異常(特にカリウムの低下など)に注意が必要です。
吐き気、腹痛、頭痛などの副作用が報告されています。
症状が改善しない場合や、体調に異変を感じた際は、自己判断で継続せず、速やかに専門家(医師・薬剤師など)にご相談ください。
【成分】
トラセミド (Torsemide)
【製薬会社】 Intas Pharmaceuticals Ltd.
【商品別名(日本名)】
トラセミド(寿製薬、トーアエイヨー)、ルプラック(田辺三菱製薬)