メトホルミン Okamet 500mg 500錠(ダイエットと便秘に効果)
メトホルミン(Okamet)500mg 500錠は、2型糖尿病治療薬として広く使用されているビグアナイド系の経口血糖降下薬です。有効成分メトホルミン塩酸塩は、肝臓での糖新生を抑制し、筋肉・脂肪組織での糖の取り込みを促進することで血糖値を安定させます。
本来は糖尿病治療薬ですが、体重減少作用・便秘改善・がん予防・心血管疾患リスクの低減など多岐にわたる効果が報告され、若年女性を中心にダイエットサポート薬としても人気を集めています。
■メトホルミンダイエットの主な特徴
・血糖値の急上昇を防ぎ太りにくい体へ
・AMPK(エネルギー代謝の酵素)を活性化し、筋肉増加・代謝向上
・体型に関係なく使いやすい(痩せ型の人にも適応)
■メトホルミンの多面的な効果
・ダイエット効果:2013年の研究で、糖代謝に問題のない肥満者154人が平均5.8kgの減量に成功
・ED治療補助:バイアグラと併用することで、ED症状の改善に有意差あり(2011年論文より)
・抗がん・抗老化作用:マウス実験では寿命が40%延びたとする報告もあり、がん予防目的で使用される例もあります
・便秘改善:腸内環境への作用で排便を促進する効果も期待できます
■成分・製品情報
・有効成分:メトホルミン塩酸塩(Metformin HCL)500mg/1錠
・内容量:500錠
・製造元:Cipla(インド)
・発送国:インド
■服用方法(目安)
・通常、1日500mgから開始し、1日2~3回に分けて食後に服用します。
・維持量は症状や目的に応じて調整されますが、1日最高750mgが一般的な上限とされます。
■効果発現と持続
・血中濃度が服用後約2時間でピークに達し、約19時間後に効果が消失します。
■副作用・注意点
・まれに吐き気、下痢、胃痛、食欲不振、低血糖症状(めまい、脱力)などを伴う場合があります。
・低血糖時は砂糖10〜20g程度を早めに摂取してください。
・腎機能が低下している方は乳酸アシドーシスのリスクがあるため注意が必要です。
★メトホルミンとED治療薬の関係★
実はこのメトホルミンのED(勃起不全)への効果を調べた論文があります。
『Journal of Andrology』という雑誌に2011年10月に掲載された論文で下記のタイトルで掲載されています。
「Addition of Metformin to Sildenafil treatment for Erectile Dysfunction in eugonadal Non-diabetic men with insulin resistance. A prospective, randomaized, double blind pilot study.」
「インスリン抵抗性がある性腺機能機能正常の糖尿病ではない男性のED治療にシルデナフィル(バイアグラ)に加えメトホルミンを投与した。前向きランダム化試験で二重盲検法とした。」といった感じですね。
この研究では、インスリン抵抗性は増加しているけれど糖尿病にはなっていないED患者を対象にバイアグラを使用するだけではなく、メトホルミンを併用した場合どうなるかを調査。対象患者を「バイアグラとメトホルミングループ」、「バイアグラと偽薬グループ」にランダムに分けて、その効果を調べました。
この臨床比較試験の対象はインスリン抵抗性があるがまだ糖尿病ではない肥満でEDを発症している人です。メトホルミンを併用した人は偽薬(プラセボ)併用患者に比べて有意差をもってED症状や、バイアグラの効果が改善しました。
グルコバイ(アカルボース)と同様にダイエット薬としても利用されることが増えてます。糖分の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑えるため、同じ量の食事を食べても脂肪が付きにくい
ダイエットの臨床試験もたくさんあります。
有名なのは2013年の実験です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23147210
肥満体型の参加者154名たちにメトホルミンを投与。全員の血糖値は正常で、糖の代謝には問題はなし。それぞれのBMIによってメトホルミンの量は調整されております。
すると、6ヶ月後の結果は、
平均で 5.8 ± 7.0 kgぐらいの減量効果が出た